牛房野かぶ(ごぼうのかぶ)

左:牛房野かぶ 中:牛房野かぶのふすべ漬け 右:花

解説

アブラナ科

山形県尾花沢市の牛房野地区で栽培される長カブの一種。根、葉、茎に至るまで全体が濃い紫色をしている。肉質は硬めで、漬物に向く。辛味が強い。

蒔き時は山形ではお盆の頃。東京ならやや遅らす程度?

かつては焼き畑で栽培されていた。

アブラナ科の野菜は他のアブラナ科野菜と容易に交雑するので、採種時は不織布で覆うなどの対策が必要。

 

調理

ふすべ漬け

皮をむき薄く拍子木切りにして、どんぶりに入れて塩を少々加え、沸騰後2分ほど冷ました熱湯を注ぐ。

一晩寝かせて完成。同じアブラナ科だけあって、強いワサビのような香りがする。ぱりぱりの食感と香り、辛味を楽しむ。

辛味成分は揮発性なので、沸騰したての熱湯でつくると辛味が逃げてしまうので注意!

 

※実際に栽培してみて、食べてみた感想を含みます。栽培条件等により生育・味は変わります。また、人によってその感じ方も異なります。