二条大麦・六条大麦

上左・右:六条大麦

上中・下:二条大麦。穂が無いと識別できない

解説

イネ科

中央アジア原産。小麦と並んで最も栽培の歴史が長い作物の一つ。

二条、六条の違いは穂に子実が何列稔るかによって決まる。一般に二条の方が六条に比べ子実は大きい。二条大麦はビールをはじめとする酒の原料として重要。六条大麦はさらに皮の剥けやすさでハダカムギとカワムギに分けられ、押し麦として食べられたり麦茶として利用される。

乾燥地帯出身で、酸性土壌・アルミニウムには特に弱いため石灰を撒く。冬季は霜柱で苗が浮かないよう、また分げつ促進も兼ねて麦踏みをする。ライムギほどではないが背が高いので日当たりの調整は必要かも。  

当ゼミでは畑の境界に目印・観賞用として、二条大麦は「極早生ハヤドリ2号」六条大麦は「春雷」を植えています。

 

 

※実際に栽培してみた感想を含みます。栽培条件等により生育は変わります。また、人によってその感じ方も異なります。