ソルゴー

系統が異なると思われる二つのソルゴー。穂の形、草丈に違いがみられる

解説

イネ科

別名ソルガム、高黍(たかきび)、蜀黍(モロコシ)、高粱(コウリャン)。

トウモロコシのような姿で、稈の先端に小さな種子をたくさんつける。C4植物として知られ、種まき後発芽までの期間を除けば、水やりはほぼ不要。 

穀物として利用するほか、最近ではバンカープランツとしてもよく利用される。

ソルゴーにはいくつかの系統があり、高さは1mほどの小型の品種から2~3mに達するものもある。このうちバンカープランツには稈長2~3mで、茎に糖分が多くアブラムシが付きやすい品種が多く用いられる。

ナスなどの野菜を囲むように栽培すると、ソルゴーについたアブラムシを食べにテントウムシがやってきて、そのままナスについたアブラムシも食べてくれる。

ソルゴーにつくアブラムシはナスにはつかないので、ナスの被害が拡大する恐れはない、という仕組み。

ただし、トウモロコシとは共通の害虫を持つので注意。また背が高く日照を遮るため植える場所はよく考えること。

当ゼミではバンカープランツとして、また雑草の侵入を防ぐ物理的障害として植えています(かなり密植しないと無理かも)。

 

※実際に栽培してみた感想を含みます。栽培条件等により生育は変わります。また、人によってその感じ方も異なります。